No.373012
旧薩摩家住宅Former SATSUMA family residence
竣工年不明
建築的特徴
現在の持ち主
HISTORY旧薩摩家住宅の歴史
旧厄除橋の橋詰付近に建つ旧薩摩家住宅。薩摩家は材木商を営んでおり、隣接する堤防は薩摩の堤防とよばれるほど多くの土地を所有していた。建物はその後パチンコ店としても使われていた。竣工年は不明である。1階部分の寄棟屋根に、切妻の2階部分が載る。桜町通りには多くない形式だが、出格子や2階の高欄などが往時の風情をしのばせる。平成18年(2006年)に改修され、季節の地魚や阿波尾鶏の料理が楽しめるレストランとして開業した。
FEATURE旧薩摩家住宅の特徴
01FEATURE
出桁造だしげたづくり
腕木や梁を外壁面よりも通り側に突き出し、その先端に載せた桁を出桁[ダシゲタ]という。「でげた」と呼ぶこともある。 出桁に垂木を渡すことで深い軒をつくることができる。町屋によく見られるもので、こうした架構を出桁造と呼ぶ。
02FEATURE
出格子でごうし
外壁面から外側に突き出すように設けられた格子を出格子と呼ぶ。いろいろな種類があり、縦方向の材が上端まで伸びているものと途中までで途切れているものとが組み合わされたものを、切子格子という。全ての材が上端まで伸びているものに比べ、上部が開く。桜町通りには、桜型の木彫りで装飾された出格子もある。出格子にも地域性があらわれている。
03FEATURE
高欄こうらん
建物2階に取り付く手すり状の部分。雨戸より外側に持ち出すように取り付けられる場合も多い。桜町通りの建物にも数件みられる。
MINAMI MAP全体マップ
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案内板Area Map
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お手洗いRestroom
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避難場所Evacuation site
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Wi-FiスポットFree Wi-Fi
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駐車場Parking
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撮影スポットPhoto spot
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美波遺産Minami heritage
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温泉Onsen
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観光案内所Tourist Information