No.373009
旧旅館櫻屋Former SAKURAYA inn
1910年竣工
建築的特徴
HISTORY旧旅館櫻屋の歴史
明治43年(1910年)に建てられた元遍路宿である。現在(2021年2月)までに確認ができた中では、桜町通りにある建物としては最も古い。出桁造や出格子など桜町通りの建物がもつ典型的な特徴に加え、出格子に組み合わされた桜の彫刻が目を引く。棟には鳥衾が載る。行政主導による古民家再生プロジェクトの第二弾として2019年に改修した。
FEATURE旧旅館櫻屋の特徴
01FEATURE
出桁造だしげたづくり
腕木や梁を外壁面よりも通り側に突き出し、その先端に載せた桁を出桁[ダシゲタ]という。「でげた」と呼ぶこともある。 出桁に垂木を渡すことで深い軒をつくることができる。町屋によく見られるもので、こうした架構を出桁造と呼ぶ。
02FEATURE
出格子でごうし
外壁面から外側に突き出すように設けられた格子を出格子と呼ぶ。いろいろな種類があり、縦方向の材が上端まで伸びているものと途中までで途切れているものとが組み合わされたものを、切子格子という。全ての材が上端まで伸びているものに比べ、上部が開く。桜町通りには、桜型の木彫りで装飾された出格子もある。出格子にも地域性があらわれている。
03FEATURE
鳥衾とりぶすま
鬼瓦の上に配置される、上方に突き出る円筒状の瓦のこと。衾(ふすま)とは平安時代などにみられる寝具のことで、鳥の寝床を意味する。鬼瓦を鳥の糞から守るためのものだともいわれており、「鳥休み」、「雀瓦(すずめがわら)」ともいう。
MINAMI MAP全体マップ
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案内板Area Map
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お手洗いRestroom
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避難場所Evacuation site
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Wi-FiスポットFree Wi-Fi
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駐車場Parking
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撮影スポットPhoto spot
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美波遺産Minami heritage
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温泉Onsen
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観光案内所Tourist Information