No.373005
旧永岡家住宅Former NAGAOKA family residence
1934年竣工
建築的特徴
現在の持ち主
HISTORY旧永岡家住宅の歴史
昭和9年(1934年)に建てられた元遍路宿の建物である。出桁造、漆喰壁、押縁下見など、桜町通りの典型的な民家の特徴をもつ。個人宅として購入され、賃貸住宅として貸し出されていた時期もある。家主が鮮魚店を営んでいたこともあり、鮮魚店倉庫としても利用されていた。その後、平成30年(2018年)に行政主導による古民家活用プロジェクトの第一弾として改修を行い、利用者を募集した。「阿波尾鶏中華そば藍庵」と地域の情報や魅力を発信する「地域の暮らしと情報 ARU DE NAIDE」として活用されている。
FEATURE旧永岡家住宅の特徴
01FEATURE
出桁造だしげたづくり
腕木や梁を外壁面よりも通り側に突き出し、その先端に載せた桁を出桁[ダシゲタ]という。「でげた」と呼ぶこともある。 出桁に垂木を渡すことで深い軒をつくることができる。町屋によく見られるもので、こうした架構を出桁造と呼ぶ。
02FEATURE
押縁下見おしぶちしたみ
横方向に配する板を重ね合わせながら下から張り上げていく外壁を下見板張り(または鎧張)と呼ぶが、縦方向の押縁で押さえる工法を押縁下見とよぶ。伝統的な民家の多くは土壁のため、それを保護するためにその上から張られている。日和佐では、軒の直下は雨水の影響を受けにくいため土壁のままとし、腰壁部分を押縁下見とする例が多い。
03FEATURE
漆喰壁しっくいかべ
消石灰に糊[ノリ]、スサ(藁などの繊維)などを混ぜて水で練ったものを漆喰とよぶ。漆喰をコテで壁の下地(土)に塗ったものが漆喰壁である。建物の内外で用いられるが、水に弱いため外壁では軒下など雨の当たりにくいところに多い。桜町通りの建物でも数件みられる。
MINAMI MAP全体マップ
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案内板Area Map
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お手洗いRestroom
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避難場所Evacuation site
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Wi-FiスポットFree Wi-Fi
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駐車場Parking
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撮影スポットPhoto spot
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美波遺産Minami heritage
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温泉Onsen
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観光案内所Tourist Information