FEATURE桜町通りに残る伝統的な建物

KNOWLEDGE

  • 001FEATURE

    平入ひらいり

    切妻屋根で、大棟が建物の面する通りと平行であるもの。
    桜町通りは文政元年(1818年)に直線の道に整備されて以降、通りを利用する遍路や通りに面して商業を営む人が増えた。通りには町屋形式の建物がたちならび、街並みが形成された。多くは平入瓦葺きの建物で、現在も当時の風情を伝える建物が数多く残っている。

  • 002FEATURE

    鳥衾とりぶすま

    鬼瓦の上に配置される、上方に突き出る円筒状の瓦のこと。衾(ふすま)とは平安時代などにみられる寝具のことで、鳥の寝床を意味する。鬼瓦を鳥の糞から守るためのものだともいわれており、「鳥休み」、「雀瓦(すずめがわら)」ともいう。

  • 003FEATURE

    本瓦葺き屋根ほんがわらぶきやね

    浅く反った平瓦と半筒状の丸瓦を交互に並べて葺いた瓦屋根のこと。歴史の古い形式である。野地板の上に土を敷き、その土に密着させるように瓦を並べる土葺きと呼ばれる方法が用いられるため、重量の大きな屋根になる。

  • 004FEATURE

    風切り瓦かぜきりがわら

    切妻屋根のけらば(妻側の端部)の、軒先から棟まで並べられた丸瓦のこと。意匠的な効果のほか、強風時に妻面にあたる風で瓦が吹き上げられることを防ぐという役割がある。一列または二列設けられる。風切丸[カゼキリマル]とも呼ぶ。

  • 005FEATURE

    帆立瓦ほたてがわら

    鬼瓦の上に配置される弓形の瓦のこと。北前船をイメージしたものだといわれており、阿波地方や讃岐地方に多く見られる。家内安全を祈って取り付けられた。

  • 006FEATURE

    下屋造げやづくり

    主体構造の周囲を半間ほどの幅で下屋状に拡張する架構形式のこと。農家では四方下屋造と呼ばれるものが多くみられる。日和佐には、半間から一間程度通り側に下屋状の架構を設けたものがみられる。屋根部には、主体構造部と下屋状の架構の切替り部分に小さな段差がある。

  • 007FEATURE

    出桁造だしげたづくり

    腕木や梁を外壁面よりも通り側に突き出し、その先端に載せた桁を出桁[ダシゲタ]という。「でげた」と呼ぶこともある。 出桁に垂木を渡すことで深い軒をつくることができる。町屋によく見られるもので、こうした架構を出桁造と呼ぶ。

  • 008FEATURE

    出格子でごうし

    外壁面から外側に突き出すように設けられた格子を出格子と呼ぶ。いろいろな種類があり、縦方向の材が上端まで伸びているものと途中までで途切れているものとが組み合わされたものを、切子格子という。全ての材が上端まで伸びているものに比べ、上部が開く。桜町通りには、桜型の木彫りで装飾された出格子もある。出格子にも地域性があらわれている。

  • 009FEATURE

    懸魚げぎょ

    建物妻面において棟木または桁の端に取り付けられる装飾的な繰形のある板。

  • 0010FEATURE

    高欄こうらん

    建物2階に取り付く手すり状の部分。雨戸より外側に持ち出すように取り付けられる場合も多い。桜町通りの建物にも数件みられる。

  • 0011FEATURE

    押縁下見おしぶちしたみ

    横方向に配する板を重ね合わせながら下から張り上げていく外壁を下見板張り(または鎧張)と呼ぶが、縦方向の押縁で押さえる工法を押縁下見とよぶ。伝統的な民家の多くは土壁のため、それを保護するためにその上から張られている。日和佐では、軒の直下は雨水の影響を受けにくいため土壁のままとし、腰壁部分を押縁下見とする例が多い。

HIGHLIGHTS桜町通りに立つ伝統的な建物の見どころ

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